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2010年4月16日 (金)

【三重】見た目洋風、中身は和風

Isenoshiroki普段はビール派で、日本酒を飲むことは少ないのですが、「活性にごり酒がスパークリングワイン感覚で面白い」という噂に興味を掻き立てられ、全国のこだわりの日本酒が集まる安田屋(鈴鹿市)へ。「初体験の活性にごり酒。どうせなら三重らしいものを飲んでみたい!」と思い、探してみると…。名前からして三重の香りがするものを発見。「伊勢の白酒(しろき)」です。店員さんからの「酵母が生きているので、衝撃を与えると爆発するので危険です。お気を付けてお持ち帰りください。又、飲む直前までは冷蔵庫でよく冷やしておいて下さい。」というアドバイスに従い気をつけてゆっくり帰り、よく冷やして飲んでみることに。栓に「ふき出し注意」とあるので、そっとオープン。栓がキュッと開くと、白く濁った部分から泡がシュワシュワと上がってきます。泡と色が面白いので、シャンパングラスでいただくことに。わくわくしながらゴクリ。お米ならではの甘みの後、グレープフルーツのような苦味が広がり、後味はすっきり。確かに日本酒の味なのだけれど、シャンパングラスということもあってか気分は新境地。今までにない新たなアルコールのジャンルを開拓した気分でした。
「伊勢の白酒」。グラスを良く見るとピチピチの泡が。


Label どういうお酒なのかと気になって、ラベルを見ると、「伊勢神宮の新嘗祭で奉納される古式の造りのにごり酒と同じ仕込み方をしたお酒です」とあります。気になるので、もう少し詳しく調べてみることに。新嘗祭は、11月23日、その年の収穫に感謝する儀式で、伊勢神宮はじめ県下八百十四社で行われるようです。「伊勢の白酒」の製造元であるタカハシ酒造(三重県四日市市)では、新嘗祭当日に奉納される「どぶろく」の御神酒(おみき、「三重の新嘗」と名づけられている)を昭和8年から70年以上もの間、昔ながらの「木桶仕込み」で1年たりとも欠かすことなく作り続けてきたそうです。そして、その伝統技術を用いて生まれたのが、「伊勢の白酒」とのこと。思わずシャンパングラスを取り出した飲み物に歴史と熟練の技が。実はものすごく「和」なものを、「洋」に味わうことが出来る。「なんだか粋なお酒だなぁ」と思ったところです。(宮崎達哉)
伊勢の白酒のラベル。お伊勢さんにまつわるお話が。

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