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2010年2月12日 (金)

【三重】熊野灘発、長栄丸・濱中夫妻の「朝漁れさんまの丸干し」

Sanma_3頭も内臓も取らずに丸ごと干す「さんまの丸干し」は、まさに熊野の冬の味覚。丸干しが食べられるシーズンも残りわずかとなってきました。三重県南部に広がる熊野灘。さんま漁発祥の地と言われ、約300年前の江戸時代に、この地方で刺網漁が開発され、全国に広がったと言われています。この地のさんまは、北から南下してきているため、脂が落ちていることが特徴。「脂が落ちている?」「そんなのおいしくないんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、見方を変えれば、「あっさりしていて、ヘルシー」。やみつきになるさんまです。「さんまの丸干し」や「さんま寿司」などの、脂が落ちているからこそ適した食べ方があるのもこの地域ならではです。

今回は、数あるさんまの丸干しの中でも、私が特にオススメする。熊野市遊木町の濱中夫妻が作る、添加物一切不使用の「朝漁れさんまの丸干し」をご紹介します。なぜ内蔵まで全ておいしく食べられるのか? 「朝漁れ」を称することに訳があります。「夜明け前に獲れるさんまが一番や」と言うのは長栄丸の船長・濱中一茂さん。さんまは食べたプランクトンを4時前後で排出するため、夜明け前に獲れるさんまの胃袋には、食べたプランクトンが残っていません。プランクトンが胃袋に残っていると、臭みや焼いた際の腹割れの原因になるそうですが、朝漁れさんまではそういったことがなく、美しく焼き上がります。また、長栄丸は地域にさきがけて、殺菌海水装置と冷海水装置を導入し、船上の段階から、雑菌を死滅させ腐敗の速度を遅くするなど、さんまの鮮度保持や品質管理を徹底されています。

Hamanakahusaiそんな「朝漁れさんま」を全て手作業で丁寧に丸干しにするのは、奥さんの朋美さん。「おいしいだけでなく美しさも兼ね備えた丸干しを作ることがモットー」だそうです。潮風の風通しの良い「日陰」で干すことがポイントで、「日にあてると、酸化し味が落ちる上に魚体が弓なりになる」「陰干しすることで、おいしく、魚体が真っ直ぐピーンとした美しい丸干しになる」と奥さんは言います。

朝漁れさんまを最良の状態で獲ってくる旦那さん。旦那の獲ってきたさんまを最高の丸干しとして消費者に届ける奥さん。濱中夫妻のこだわりが詰まった「朝漁れさんまの丸干し」。炙るだけで手軽においしく食べられます。是非味わってみてください。(宮崎達哉)

●網元直送 長栄丸
代表者 濱中一茂
三重県熊野市遊木町31
TEL:090-3156-3195  FAX:0597-87-0778
http://www.choueimaru.jp/

※冷凍庫・乾燥機等は一切使用しないため、水揚げ・天候等によりご希望に添えない場合があることをご了承ください。

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