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2010年1月20日 (水)

【ゲスト/東京】各地のお正月を縁起菓子で楽しむ

Kashi_2凍てつくような寒さを体験することもない街中で暮らしていても、甘みがたっぷり増した大根や蕪、白菜、ほうれん草などを味わうと冬一番の寒さの訪れを感じ、同時に春の訪れも恋しくなります。今回は、我が家に春の訪れを届けてくれたお正月のお菓子をご紹介します。

私の実家・愛知県西部の津島では、普段の10時や3時のおやつにお抹茶を楽しみます。来客があれば、気軽に「一服どうぞ」とお抹茶でおもてなしをし、冠婚葬祭でお出しするのもお抹茶だったりします。お正月に親戚が集まれば、もちろん「お茶(抹茶)を一服いただくこと」からお正月の行事が始まります。

普段のお正月なら、地元の和菓子屋でお正月菓子を用意するのですが、今年は、全国のお正月の縁起菓子をあれこれ揃えて目で楽しみ、おいしく味わいながら、初春のお茶を楽しんでみました。初めて見る珍しいしいお菓子に親戚中が盛り上がりました。

写真上の手前下から、縁起の良い初夢「一富士、ニ鷹、三茄子」にあやかった山形・民田ナスの砂糖漬け「初なすび」(山形・大松屋本家)、その上が静岡の「富士のこけもも」(静岡・藤太郎本店)と地域ならではのお菓子。その隣が本年の歌会始の御題目「光」にちなんだ羊羹3種で、左からピンクと水色が鮮やかな「光の都」(京都・亀屋良長)、日の出ようなオレンジの求肥で巻いた「聖光」(京都・亀屋清永)、朝焼けの神々しい輝きを三色であらわした「朝光」(島根・岡三英堂)です。中央の羊羹2種は、今年の干支にちなんだもので、春の景色を葛羊羹であらわし、虎が野をかけている様子を表現した「初寅」(京都・亀屋良長)、その下が力強い虎模様を表現した「寅の春」(京都・亀屋清長)。そして、今年の運勢を占うおみくじせんべい「辻占い 福寿草」(石川・諸江屋)にもひとしきり盛り上がりました。

いずれのお菓子も見た目も味わいもとてもよく、好評でした。中でも人気だったのは「初なすび」。シソで巻いた梅漬けのような爽やかな甘酸っぱさと、ナスの食感が絶妙な組み合わせのお菓子でした。島根の「朝光」はお抹茶にもとてもよく合い、それぞれの層の味わいが楽しめる羊羹で、色合いも含めて女性陣に人気でした。

Tujiuranai家にいながらにして、日本のあちこちのお菓子を楽しみ、各地の話をしながら穏やかなお正月を皆で迎えられたことに感謝しながら、今年一年の無事を祈った幸せなひとときでした。

皆様にとりましても今年一年が良い年になりますように。(堀田正子)

こちらは「辻占い 福寿草」。おせんべいの中には格言やことわざなどが書かれた紙が入っています。

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