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2009年11月18日 (水)

【三重】あられでお茶漬け!? 三重県発のファストフード

Ochadukearare2 昔、三重県の多くの家庭では、2月の大寒の頃、あられを作るための餅つきをし、出来た自家製餅を細かく切って七輪等であぶり、塩をかけてあられにして食べていたそうです。ほんのり塩味がついた素朴な素焼きあられを人々は親しみを込めて「田舎あられ」と呼び、現代では県内のあられ業者の多くが製造販売しています。

この田舎あられはそのまま食べるほかに、一風変わった食べ方もあります。あられに塩(又は砂糖)をぱっとかけて、番茶をジャーと注ぎ、さっとお茶漬けにして食べる「お茶漬けあられ」です。三重県のファストフードと呼ぶにふさわしい手軽な食べ方で、実際、漁師や農家が忙しい仕事の合間に食べていたそうです。私自身はというと、子供の頃におやつとしてお茶漬けあられを食べていました。低塩分、低カロリーで体に優しいので、今考えると、子供のおやつにはぴったりだったのかなと思います。

そんなお茶漬けあられを商品として販売しているあられ屋さんが、川越町の片岡製菓です。「塩を振ってお茶を注ぐだけでは、ちと味気がない…」、そう考えた社長の片岡昇治さんは、田舎あられと昆布茶をセットにして発売することに。これが大成功で、評判を呼んでいます。

Ochadukearare1片岡製菓の直売所で、田舎あられに昆布茶を注いだお茶漬けあられをいただきました。昆布茶の旨みと塩味が、素朴なあられの味にマッチしてウマい!私が子供の頃に食べていたものよりもはるかにおいしいんです。とはいえ、片岡社長から話を伺ってみると、おいしさの理由は昆布茶のお陰だけではない模様。社長いわく「原材料の下処理は手を抜きたくない。もち米の粉末を仕入れてあられを作る会社もあるけど、うちは玄米の状態で仕入れて作る分だけ精米し、自社工場で粉に挽いているんです」。こだわって作ったあられあってこそのおいしさなのだと感服しました。

お茶漬けあられは「温かい、低カロリー、お腹に優しい」と3拍子が揃った料理。お昼時や仕事帰りのほか、少し小腹が空いた冬の夜は特にオススメです。そんなの本当においしいの?と思うかもしれませんが、一度ご賞味あれ。お茶に浸かって膨らんだ田舎あられのモチッとした食感。やみつきになりますよ。(宮崎達哉)

●株式会社 片岡製菓
三重県三重郡川越町高松402
TEL 059-365-3732 FAX 059-366-1811

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