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2009年11月 2日 (月)

【東京】フレンドリーなデザイン

Hotate最近はいわゆるおしゃれな建築やデザインされたモノが、一般の雑誌でも頻繁に採り上げられるようになって、洗練されたデザインを目にする機会が増えていますよね。
そういったことの影響なのか、一般にデザインというと不純物を寄せ付けないようなイメージが広がっているのではないかと思います。
クライアントと打合せをしていても、なんだか申し訳なさそうに、「ここにこういうものを付けたいんだけど、デザインを壊してしまいますかね?」なんていうことを訊かれたりします。

確かに、説明しにくい要素はなるべく削っていって、すべての要素が同じ方向を向いているようにしていく方が(つまり物事を洗練させていく方が)、デザインする側にとっては決断が簡単になるし、そのようにして完成したデザインは誰にでもわかりやすくて、力強く見えやすいのだと思います。
でも、あれもダメ、これもダメのデザインでは、なんだか窮屈な感じがしないでしょうか?建築は飾る物ではなく、毎日使う物です。いろいろな不純物を取り込んでもなお魅力を失わない、あるいは、味わいが増しているようにさえ感じられる。そんなフレンドリーなデザインにいつか辿り着きたいものです。

Mannaoshi山口県は下関市の「まんなおし」に連れていってもらった帰り道、電車に揺られながら、そんなことを考えました。
まんなおしはとってもリーズナブルに新鮮な魚介類を食べさせてくれる炉ばた焼きのお店。置いてある物もインテリアも洗練されたデザインとは無縁の素朴なお店なんだけれど、とてもゆったりと幸せな気分で、おいしい料理を食べ、お酒を楽しむことができました。 古くても気遣いの行き届いた、非常に懐の深い空間なのでした。(金子広明)

常に笑顔で魚介類を焼いている「まんなおし」のご主人。お店の雰囲気も味も最高。その上とっても安いんです。最初の写真は、ホタテとのどぐろの塩焼き! のどぐろは初めて食べましたが、脂がのって、身が厚く、驚きのおいしさでした。

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