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2009年10月19日 (月)

【ゲスト/トスカーナ】ワイン名醸地のブドウの楽しみ方

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●古澤千恵:アンティークコーディネーター
2000年、イタリア料理人でソムリエの夫と共に渡伊。骨董市を廻り、古物の展示即売会やアンティークショップへの卸しを経て、2008年「OVUNQUE」をオープン。料理、ワイン、古物をトータルで楽しむライフスタイルを提案している。撮影用レンタルおよびコーディネートも手掛ける。

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Vendemmia_2トスカーナは、今まさにおいしさが深まる秋。イタリア各地のワイナリーでは、ブドウの収穫が佳境を迎えています。今回は、今が旬のワイン用ブドウの、トスカーナならではのおいしい食べ方をご紹介したいと思います。
→収穫の佳境を迎えたブドウ畑。


Schiacciata_2まずひとつ目は、お菓子。この時期のトスカーナ伝統のお菓子といえば、やはり「schiacciata con l'uva(スキアッチャータ・コン・ルーヴァ)」、ブドウケーキです。

ケーキとは言っても、使うのはパン生地で、フォカッチャ用の生地にブドウをサンドして、オリーブオイル、グラニュー糖をまぶしてしっかり焼き上げます。ブドウの果汁が滲み出てしっとりとした、とてもシンプルで素朴なケーキ。このケーキはワイン用の黒ブドウを、皮ごと丸のままたっぷりと使い、もちろん種もそのままです。ですから、ボリボリっとした食感なのですが、この種無くして、このケーキには成り得ません。バターではなくオリーブオイルを使うのもトスカーナならではだと思います。

Mosto_2そしてふたつ目は、ワイナリーの保存食「モスト・コット」です。モスト=ブドウ果汁、コット=煮る、という言葉通り、ブドウ果汁をとにかく煮詰めただけという、とてもシンプルなもの。ブドウ果汁を煮詰める、と聞くと、樽で寝かすバルサミコ酢を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、これはとにかく煮詰め続けて、甘い蜜状にしたものです。ほどよい酸味と心地良い甘さがあり、ブドウならではの香りが口いっぱいに広がります。

このモスト・コットはヨーグルトやパン、チーズにはもちろんのこと、ドレッシング、煮物や炒め物などの隠し味としても使えます。まさに自然が生んだ天然調味料。少しのブドウからでも作れますので、もしよろしければお試しになってみてください。(古澤千恵)

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