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2009年9月18日 (金)

【三重】伊勢湾に浮かぶ秘境「神島」

Bentou 伊勢湾口に位置する鳥羽市・神島。「日本の秘境100選」に選ばれている美しいこの島は、三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台にもなりました。島民のほとんどが漁業従事者で、島は年中海の幸で溢れています。今回は、その中でもとびきりおいしいタコとアラメを紹介します。

神島のタコは、身が引き締まって甘みが強いのが特長。その訳は、伊勢湾と太平洋の海流がぶつかる激しい潮の中で、エビやカニ、アワビ、サザエを食べて育つからだとか。今回伺った旅館「山海荘」さんの「潮騒弁当」には大粒のタコがゴロゴロと入ったタコ飯おにぎりが!噛むと甘みが口いっぱいに広がり、とても美味です。若旦那の山本欽久さん曰く「タコ飯は神島のおふくろの味。誰もがうちの母ちゃんのタコ飯が1番うまい!と思っとる」。山海荘さんのタコ飯も、もちろんお母さんの特製なのでした(ちなみに、山海荘さんでは、「とばーがー」に認定されている「タコカツバーガー」も食べられます。プリプリのタコをたっぷり使った洋風カツがはさまり、激ウマ!)。
写真上:タコ飯弁当。手前がメインのタコ飯、奥の鮮やかなエビはクマエビです。

Aramemaki_2さて、次は近年健康食品としても注目される海藻、アラメについて。鳥羽・志摩地域は全国シェアの約6割を占めるアラメ産地で、古くから伊勢神宮に神饌※として奉納したりしてきました。アラメはアワビのエサや、魚介類の生育場所として貴重なため、神島では資源管理が厳しく、採取できるのが全島で年間のうちたったの1時間(!)のみだそう。

そんな貴重なアラメを使った「アラメ巻き」を商品化すべく努力されている神島の海女、小久保園江さんにお会いしました。小久保さんのアラメ巻きは、8月頃に採り、2、3日天日干しした後、10月頃まで保管したアラメを用います。1日かけて釜茹でしたアラメをサンマに巻き、2日間かけてじっくり煮ると完成。すべて手作り、時間をかけて作られるアラメ巻きは驚くほど柔らかい!商品化に乞う!ご期待です。
アラメ巻き。アラメでサンマを巻いています。

山海荘の山本さんは「この島の人は皆人間くさい。大変なこともあるけど、人が支えあって生きとるこの島がやっぱり一番や!」とおっしゃいます。美しい風景や美味しい海産物もさることながら、神島一番の魅力は、なんといってもそこに暮らす人々。鳥羽駅近くの佐田浜港から船で約40分、皆さんも是非一度足を運び、秘境神島の魅力を満喫されることをおススメします!(宮崎達哉)   ※神饌・・・神社や神棚に供える供物の事

●旅館「山海荘」
鳥羽市神島町75 TEL:0599-38-2032/FAX:0599-38-2014
●神島アラメ加工研究会
鳥羽市神島町602-9 TEL:0599-38-2133
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宮崎達哉:「三重ってものすごい食べ物いっぱいあるやん!」ということが、ようやくわかってきた今日この頃・・・。三重の素晴らしい農林水産資源、料理、商品などを多くの人に知ってもらいたいと思います。おいしい食べ物や、それに関わる素敵な人などをお伝えしていきます。
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