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2009年7月10日 (金)

【東京】「シルトッ、マシッスムニダ!(おいしゅうございました!)」

2 韓国の冠婚葬祭に欠かせない伝統菓子「シルトッ」。一昨年初めて食べました。「トッ」は朝鮮語で「餅」という意味ですが、日本のそれとはかなり違います(よく漫画に出てくるように、ぷーっとふくれてぺたっとしたりはしないんですね)。数ある「トッ」の中でも蒸し餅であるシルトッの見た目は「かるかん」で、食べるとモチッ、キシッ、ズンッ、パサッとした食感(文字で上手に表すのは難しい…)、粉から作られているのが分かる、ほんのりとした甘味を感じるお菓子です。
こちらが、ズシッ、モチッ、ふかっとした「シルトッ」。

そんなシルトッの全容を探るべく、韓国料理研究家で料理人の、な すんじゃさんに「シルトッ研修」をお願いし、作り方を目の前で教えていただきつつ、自分もシルトッ作りに挑戦しました。材料は米粉(もち米、うるち米)、砂糖少々、塩、水、そして甘納豆(たったそれだけ!)。作業の要所要所ですんじゃさんから「あ~っ! そないしたらアカン!」「水はもう少し入れんとな!」(すんじゃさんは在日韓国人2世で京都出身)という指示を飛ばされつつ、具材を遂に蒸し器へ投入しました(ちなみに、「シルトッ」の「シル」は蒸し器の意)。

1ここで驚いたのは、材料がさらさらの状態で蒸すということ。生地のようにこねあげられてはいないのです。これで大丈夫なのか?と不安になりましたが、すんじゃさんは腰に手を当てて不敵な笑いを浮かべています…。きっちり35分間蒸して蓋を取ると、ふわ~っと熱々の湯気と共に蒸し上がったシルトッ出現!早速切って試食です。「うま~い!」。できたてのシルトッは少し重みのあるモチッ!という食感です。
餅粉+米粉+甘納豆を混ぜてさらさらのまま蒸し器へ

すんじゃさんが作ったシルトッも試食すると、私が作ったものとは段違いの旨さ……。その差は明らかに何百台も作った経験と、おいしい物を次から次へと生み出す「手」の違いです。シルトッ作りで肝心なのは、水加減とのことですが、手が水の加減を知っているんですね(韓国では「ソンマッ」(手の味)という言葉があるそう)。

「100台ちゃんと作ることが出来たら一人前」ということで、「シルトッへの道」に気が遠くなっていくのでした。(海月)

   

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