« 【東京】美術館レストランの幸せ | トップページ | 【東京】辛いのがお好き? インドネシアの楽屋弁当と差し入れ »

2009年6月10日 (水)

【秋田】山菜が出盛り、美しい季節が間もなくです

Ouzan1 まずはご挨拶代りに、私が経営する櫻山の庭を少しご紹介しましょう。幕末~明治に生きた漂泊の画家、蓑虫山人が設計した庭のシンボルは、樹齢600~700年といわれる大きなケヤキです。大人3人が手をつないで、ようやく取り囲めるほどの巨木は、庭内の様々な物語を見守ってきました。櫻山には料亭のほかにカフェもあり、その建物「対川荘」は築120年。東洋思想家、安岡正篤によって命名され、かつては迎賓館として利用してきた場所です。俳人、河東碧伍桐も逗留し幾多の句会を催したことも。現在は歴史的な雰囲気やアンティークの調度品を生かしつつ、ヨーロッパのテイストなども取り入れたモダンな空間に再生させています。秋田にお越しの際は是非、このカフェや庭園にお気軽にお立ち寄りいただけたらと思います。
写真は庭のシンボル、樹齢600~700年のケヤキ。

さて、秋田は田んぼに水が入り、一番きれいな季節が間もなくやってきます。と同時に、ほんな、しどけ、あいこなど春の山菜が出盛りを迎え始めました。私の料理の最初の先生は、徳川家最後のお料理番だった方ですが、先生と一緒に考案した山菜料理「春野菜と山菜の白和えサラダ」をお教えしましょう。作り方はいたって簡単。

1.お好みの山菜を用意し、塩茹でする。
2.水切りした豆腐、生クリーム、みりん、薄口醤油、柑橘類の絞り汁、砂糖、塩、オリーブオイルをフードプロセッサーにかけソースを作る。
3.1に2をかければ出来上がりです。

Ouzan2実は、山菜を食べ慣れている地元の方たちは、この時期に私の店を予約してくださる際、「食べ飽きているので、山菜を出さないでください」と仰ることがあります。この料理はそんなお客様を驚かせたくて考えたものなのです。以前この時期に先生を秋田にお招きし、山菜採りをご一緒したときの発案です。岡山出身の先生が、こんな優しい山の緑を見たのは初めてとしきりと感心されていたのを懐かしく思い出します。(榎本鈴子)
奥に見えるのが「対川荘」。美しい庭を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。

-------------------------------------------------------------------
榎本鈴子:120年営まれてきた旅館に生まれ、平成元年より料理旅館「櫻山」の女将兼料理人として包丁を握っています。平成18年には隣接する千坪の庭に、古民家を再生させたカフェレストラン「オウザン村」も開村。地元食材を大切においしく幸せになれる料理を常に心がけています。
-------------------------------------------------------------------

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【秋田】山菜が出盛り、美しい季節が間もなくです: