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2009年6月 8日 (月)

【東京】美術館レストランの幸せ

Yokosukabijyutukan1小旅行の目的地として、あるいは旅先でランチをとる場所に困った時の切り札として、美術館のレストランをよく利用します。ほぼ間違いなく、恵まれたロケーションと魅力的な空間で食事をすることができるからです。それはどうしてでしょうか? 建築的な視点から理由を探ってみると……。
山本理顕さん設計による「横須賀美術館」。丘の上に建つこの美術館のレストランでは、テラスで食事をすることができ、東京湾を見渡せます。

まずは立地自体の良さ。美術館は人々がリフレッシュするための場所でもあります。そのため、都会にあっても公園に面していたり、緑に囲まれていたりと比較的環境の良い場所に建てられるのです。次には、館内各部門の特性が考えられます。館内は大まかに展示部門・サービス部門・収蔵部門・管理部門に分かれますが、設計者はこのうちどの部門を敷地の一番良い場所に持っていきたくなるでしょうか? 美術品は直射日光や気温・湿度の変化を嫌うものが多いため、展示部門・収蔵部門は閉鎖的な部屋にならざるを得ません。とすると、職員さんが働く管理部門よりは、多くのお客さんが憩う場所、つまりサービス部門のエントランス、あるいはレストラン・カフェを一番良い場所に配置しようということになります。

Yokosukabijyutukan2また、美術館ならではのインテリアや食器類へのこだわりも、魅力ある食空間の理由に挙げられると思います。かわいいデザインの食器に盛りつけられた食事が運ばれてくると、それだけで楽しい気分になってきますよね。
このような訳で美術館のレストランは、自然と眺めの良い魅力的な場所を与えられ、心躍る空間と心地よいひとときを提供してくれるのだと思います。小旅行に美術館レストラン。皆さんもいかがでしょうか?(金子広明)

スパークリングワインでも飲みながらランチを食べると、その日の目標は80%くらい達成できてしまいます。展覧会を観るのを忘れてしまいそうになるくらい(笑)

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金子広明:驚きがあって躍動的、それでいてきちんとおいしく心地よい。そんな素敵な料理のような建築をつくりたいという思いで、日々設計に取り組んでいます。趣味は 料理・ジョギング・ゴルフ・舞台鑑賞。美味しいものと魅力的な空間、 楽しい会話のある所には敏感に反応し姿を現します。
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