【和歌山】おいしい!おいしい!春しらす
暖かくなりましたね。有田ではおいしい春しらすが揚がっています。
新鮮ぷりぷりの釜揚げしらすを想像するとワクワクしてきます。小さい時から、乾燥させたちりめんよりも身近にあり、ご飯にのせて食べるとすごくおいしくて何杯もおかわりしていたものです。
写真は「釜揚げしらす」。一般的にイワシの稚魚を総称して「しらす」と呼んでいます。主に「マイワシ」と「カタクチイワシ」の稚魚。
今回は湯浅町にある水産加工会社のカネ上(かねじょう)さんからお話を伺いました。カネ上さんには5つのこだわりがあります。それは、
1 鮮度の良い上質のしらすを選ぶ目
2 茹でる際に加えるのは塩のみ、赤穂塩を使用してうす塩に仕上げること
3 冷たいしらすを入れても温度が下がらない釜
4 清潔で安全な釜揚げしらすのための衛生的な設備
5 天日干の際に日当たりがよく埃のない空気の綺麗な環境の干し場
です。伝統の職人の技術と経験、設備と環境が揃ってこそ、安心して食べていただけるものになると考えていらっしゃいます。このしらすは、生臭くなくて本当に塩加減がちょうどよいのです。皆さんに食べていただきたい一品です。
カネ上さんでは「チリモン」=「チリメンモンスター」も人気商品。通常なら取り除く、小さな小さなエビ、カニ、タコなどが入ったチリメンです。「チリモンを探せ」というようなイベントにも使われたりするそうです。博物館や学校関係者からの注文も多いとのこと。確かに、普段目にしない生き物が混じっていたりして、見つけた時はめちゃくちゃ嬉しかったりします。でも、時には硬いチリモンも混ざっているので食べる時はご注意くださいね。(日比原さゆり)
未選別のチリメンにはいろんな生き物が混じっています。おもしろいですね。
●カネ上
和歌山県有田郡湯浅町田336
TEL 0120-677-567 FAX 0120-636-693
http://www.kanejo.com/
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