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2009年4月17日 (金)

【秋田】県花「ばっけ」を食す

Fukinotou 全国の都道府県では、シンボルとして制定している花(郷土の花・県花)があり、首都東京都の県花はソメイヨシノで、私の住む秋田県は「ふきのとう」です。その県花である「ふきのとう」ですが、秋田では春の山菜として食卓を飾ります。
「ふきのとう」地表に出てきたふきのとう。春を感じつつも天ぷらにしようか味噌にしようか考えてしまいます。

「ふきのとう」は山菜類の中では最もポピュラーではないでしょうか。秋田では春が近づき、雪が融け始めれば、芽を出しているのをよく見かけます。通常、植物は葉の部分が先に地表に芽が出ますが、「ふき」は、葉より先に花茎と呼ばれる花をつけた茎の部分(つぼみのようなもの)が伸びて地表に出てきます。これが「ふきのとう」です。「ふきのとう」のことを東北地方では「ばっけ」と呼んでいます。秋田に赴任して最初の春に、職場の人たち(全員秋田出身)と居酒屋に行った時、「ばっけの天ぷらとばっけ味噌」と注文する様子を見て、「ばっけ」が何であるか分からず、一体どんなものが出てくるのだろうかと思いました。運ばれてきたものはふきのとうの天ぷらとふき味噌で、その時初めて「ばっけ=ふきのとう」であることが分かりました。

Bakkemiso_2ふきのとうは天ぷらにしてもおいしいですが、「ばっけ味噌」もおすすめです。味噌にすることで、あの独特の香りとほろ苦さをより長く楽しめます。「ばっけ味噌」はそのまま食べて肴にするも良し、熱いご飯とも相性抜群の春の逸品です。「春の皿には苦味を盛れ」と昔から言われていますが、この「ばっけ」のほろ苦さは春にいただくごちそうの一つです。(齋藤文信)
左は「ばっけ味噌」。各家庭で手作りされることが多く、スーパーなどではあまり売っていません。これは農産物直売所で見つけました。

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