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2009年3月23日 (月)

【ゲスト/東京】春ショコラのススメ

2 北風の季節はことのほか「モルト×ショコラ」の組み合わせが良く似合うと思います。異なるアロマとテイストの広がる足し算を、ゆっくりと夜長に愉しむのは大人ならではの贅沢。いつの間にかシングルモルトのアルコールで頬が赤く火照っても、冬空の帰り道には冷たい空気がひんやりと包み込んでくれます。そんな冬が終わりを告げるとともに、今度は南風が桜の季節を運んできました。ウールから春色のコートに衣替えするように、ショコラも爽やかなマリアージュをお試しになってみてはいかがでしょうか?

2月18日のブログで、三水亜矢さんがご紹介されていた「福源酒造」さん。「蔵出し無濾過原酒」の日本酒が気になりWEBを訪れたところ、サイト内で素敵なシードルを発見。その美しい姿に一目惚れして、直ぐにお取り寄せしてみました。信州産りんご100%で作られた、蜜のような黄金色のシードル。“シードル”と聞くとフランス産を思い浮かべる方が多いと思いますが、福源さんのものは国産ならではのコシのある美味しさ。グラスにそっと注ぐとシュワッと音が響き、唇の上で小さな泡たちが優しく弾けだします。その華やかな香りとドライな味わいを、早速手持ちのショコラとお見合いさせてみました。

1まずはシードルで喉を潤し、ショコラを一口。再びシードル、新たなショコラ……。結果、辿り着いたマリアージュポイントは、カカオの焙煎香が強すぎず、苦過ぎず、甘さがのび過ぎないものを選ぶこと。タブレット(板チョコ)であれば、ヴァローナ社の「タイノリ64%」のように、ショコラノワールなのに品の良い甘さがあり、“フルーティ”や“スパイシー”と言った「軽」の香味要素を持ち合わせるものが良く似合います。ボンボンショコラやトリュフなら、やわらかな口融けで、まろやかな味わいのものがオススメです。定番のナチュールもいいですが、ハチミツ、ハーブなどの淡い香りも素敵でしょう。

りんごならではの「合わせ技」の難しさはあれども、アルコール分が低く、シードルの泡が喉を駆け抜ける爽快感は春ならではの軽やかさ。心浮き立つ季節だから、茶色のショコラにも味わい華やかな彩を。(カカオ&チョコレートプランナー 小方真弓)

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