« 【秋田】雪の下の小さな野菜 | トップページ | 【北海道】美食の街・苫小牧 第二弾「日本一(?)のメンチカツ」 »

2009年3月16日 (月)

【宮城】仙台の赤貝の食べ方(止め編)

2_2 赤貝と言えば、高級寿司ネタですが、そのなかでも第一級とされるのが、宮城県名取市閖上の赤貝です。色、香そして味の濃さが素晴らしいのがその理由です。閖上は仙台市と南隣の名取市の境にある港町。その昔、十一面観音像が浜に揺り上げられたため、「ゆりあげ浜」と呼ばれていました。時代は下って、仙台藩の四代藩主伊達綱村が、仙台の由緒ある寺、大年寺の山門を通して「ゆりあげ浜」を見下ろせたことから、門構えに「水」という字を造り、閖上としました。このため、これは中国由来の「漢字」ではなく、日本で造られた「国字」ですので辞書に載っていないこともあり、読めなくて当然ですが、『料理通信』読者の皆様には是非憶えて欲しい地名です。

最近は、赤貝の漁獲量が落ちており、益々希少価値が上がっていますが、地元では稚貝を放流するなどの努力をしています。漁場も北に拡大していて、5キロほど北の仙台市荒浜沖や更に北の仙台市蒲生沖からもいい赤貝が取れるようになりました。

1_2今晩は、仙台でも、つまみを造らせたら一番との声が高い「すし蓑(みの)」にお邪魔して赤貝を食べました。本日の赤貝は仙台市荒浜沖で獲れたもの。このお店には、ルイ・ロデレールのドゥミ・ブテイユがありますので、それを飲みながら、アテとして赤貝の造りから始めましょう。本当はヒモの造りも食べたいところですが、個人的にはヒモは香りが強いので、後に取っておくのが好きです。次は、赤貝の肝の串焼きです。新鮮な赤貝だからこそできるつまみです。これぞ地元の利。次ぎは握りを食べて、そしてシメは赤貝20枚分のヒモとキュウリを巻いた、ヒモキュウといきましょう。(天野 元)
写真上は、仙台市・荒浜沖で獲れた赤貝。瑞々しすぎてハレーション気味。下は噂の赤貝の肝の串焼き。意外にも脂がのっていて、こってり。「やっぱり赤貝は海藻を食べている」といった香り。後ろに映っているのは「すし蓑」の親方、庄子守さん。一人で握っているので、ブレがなく通い甲斐があります。

●すし蓑 仙台市青葉区国分町2-12-19 TEL022-714-7147

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【宮城】仙台の赤貝の食べ方(止め編):