« 【東京】「レストラン悩み相談室」 番外編 | トップページ | 【秋田】雪の下の小さな野菜 »

2009年3月11日 (水)

【東京】とらやの宇宙

Photo 先日、友人に「来日経験のある(都内の代表的な観光地はすでに巡っている)、海外からのお客様を案内するとしたらどこがいいか?」と問われ、まず頭に浮かんだのが東京ミッドタウンの「とらや」でした。

ここ数年都内に増えた新しい複合商業施設の中で、東京ミッドタウンは、ぶらぶらしやすいゆったりした造りの空間であること、中に「サントリー美術館」や「21_21 DESIGN SIGHT」、近くに「国立新美術館」や「森美術館」もあるので、美術展にあわせて行きやすいこと、などから気に入っている場所ですが、「とらや東京ミッドタウン店」を覗くのが楽しいから、というのも好きな理由の一つです。

真白い空間の広い間口の入口にかかる長い暖簾(これがまた素敵です)をくぐると、和菓子販売と喫茶の隣にギャラリーが併設され、オープン当初より3カ月毎に和菓子にまつわる企画展を行っています。これが楽しい。テーマは「夜の梅」、ふろしき、漆、唐長の唐紙、瀬戸物、など様々です。毎回、展示の脇には製作に必要な技術の解説や製作過程の見本も添えられていて、丁寧で贅沢な企画です。
写真上)3月11日までのせともの展の展示。まさにまめざらの宇宙です。3月19日から日本の染め色展が始まります。この企画も楽しみです。

2この空間に身を置くと、日本人が積み重ねていくべきもの、忘れてはならないものと、その先に飛び出てくる新しいものの両方の感覚が味わえて嬉しくなります。これこそ、伝統と革新の融合した、とらやの宇宙観というと言い過ぎでしょうか? そのバランス感覚こそ、現代「日本」のサンプルとして海外からの客人に見てもらうのにもちょうどよいのではないでしょうか。(松山聖子)
とらやに伝わるお菓子の絵図をもとに作られた『豆皿 御菓子見本帖写<吉祥>』のまめざら。「夜の梅」の小型羊羹を盛ってみました。

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【東京】とらやの宇宙:

» ノマディック美術館 [ノマディック美術館]
ノマディック美術館についての情報です。 [続きを読む]

受信: 2009年3月26日 (木) 17時42分