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2009年1月16日 (金)

【ゲスト/長野】長野県の「お年取り」

お正月は、旧年に感謝し新たな年を迎え、心を新たにできる節目の行事。と、一言で表現できても、実際に行われる風習は各地・各家で違いますね。

私はここ数年、年末を長野、年始を実家のある山口で過ごしています。年末を長野で過ごすようになって、一番驚いたのは大晦日を「お年取り」と呼び、家族皆でご馳走を食べることです。山口では、大晦日にはおせち料理を準備し、簡単なおかずと年越し蕎麦を頂く程度でした(調べてみると、他県にも「お年取り」の風習があるようです)。

長野県下でも地域により「お年取り」の祝い方は異なります。それは特に「年取り魚」に顕著で、「サケ」か「ブリ」に分かれます。大別すると、富山から「ブリ街道」を経由して入ってきた地域は「ブリ圏」、新潟から信濃川経由で入ってきた地域は「サケ圏」です。地名で説明すれば、松本市以南は「ブリ圏」、長野市を中心とした地域は「サケ圏」となります(ただし、境界の地域では、同じ村内でも各家により異なるとのこと)。ちなみに、我が家の年取り魚はサケです。焼き物にしていただきますが、流通が発達する以前、各家庭では塩漬けの「塩サケ」(または「塩ブリ」)を用い、塩を抜くために煮物にするのが一般的だったそうです。時代の変化・人の交流などにより「昔ながら」は「今風」に変化しています。

Osonae_2ところで、今年の我が家の正月準備は、去年の晩夏から始まりました。神棚にお供えする器を新調しようと、知人の曲げ物職人に「そろいの器」を依頼したのです。これを使用して、大晦日から三が日、そして七草粥の日には、家族が食べるものと同じ肴を盛り付けてお供えしました。器が新調され、神様も少しは喜んでくれたでしょうか?(三水亜矢)

新しい器で神様への感謝の気持ちも新たに。

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