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2008年11月10日 (月)

【ゲスト/シチリア】最新鋭のマシーンで作るトラーパニのオリーブオイル Torre di Mezzo D.O.P

Albert_2トラーパニから10kmほどの小さな町、Marausa(マラウサ)。そこには、イタリアでも希少な最新鋭の機器を備えたフラントイオ(オリーブ製油所)、Torre di Mezzo社があります。このフラントイオのオーナーでオリーブオイルの生産者であるアルベルトと知り合ったのは3年前。アルベルトの第一印象は「オリーブオイルについて熱く語る男」でした。

Kojyo今年もオリーブ収穫期(10月中旬~11月中旬)に、アルベルトのフラントイオを見学してきました。まず目に飛び込んで来たのは農園から運ばれてきたばかりの大量のオリーブ。「摘んだらすぐにオイルにするのが、おいしいオリーブオイルを作る第一歩なんだよ」と、アルベルト。工場に入ってみると・・・。そこにはトラーパニの片田舎とは思えない最新機器の数々が!
完全にコンピューター制御された工場です。

OlivebatakeTorre di Mezzo社のオリーブオイルの製造工程は、収穫→実と葉の選別→洗浄→粉砕→攪拌→遠心分離機でオイルを抽出→タンク貯蔵です。昔は石臼で行なわれていた粉砕作業ですが、Torre di Mezzo社ではオリーブの種類の特性により、刃(ディスク)、又はハンマーを使います。そして、風味を損なわないよう低温で、酸化しないよう真空で、コンピューター制御のもと攪拌作業を行い、その後、遠心分離機にかけて水分とオイルに分離します。最終的に、タンクで45日間寝かし、自然濾過した上澄みだけを瓶詰めして出荷しています。
最新鋭の技術を用いて作ったオリーブオイルのお味は・・・、フルーティでとてもデリケート。一口食べておいしい!というより、余韻を楽しめるおいしさのオリーブオイルです。魚介類やサラダにとっても良く合います。

Torre_di_mezzoオリーブオイルは、ベリッシモのホームページから購入が可能です。是非シチリアの味を試してみてください!(佐藤礼子)

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