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2008年11月21日 (金)

【新潟】家庭菜園で実るもの

200811_1 家庭菜園が年々盛んになってきていることは、農業を営む側としても、非常に喜ばしいことだと考えています。自らの手で耕し育て収穫することで、実りを得るまでの困難さと喜びを肌で感じながら、自らの食育に始まり地球上における人間の立場を知る、などといった大きなテーマについて少しでも考えてもらえるのではないか、そう感じられるのです。

最初は、家庭菜園で実った野菜と、店頭に並ぶ野菜とのあまりの違いに驚き、プロの技術に一種の尊敬と憧れが生まれ、その領域に近づきたいと願うのではなでしょうか。しかし、年数を重ねるうちに、なぜまっすぐでなければならないのか、なぜ全く虫食いの跡がないのかなど、自分の苦労と重ね合わせては、自分には必要のない規格や、不自然さも見えてくるのではないかと思います。均一の品質を保持するためには、それ相応の基準は必要と思いますが、一方で基準を満たさない実りの廃棄や、基準を満たすための努力のコストもまた、その食材の価格に反映されているのです。

自然からいただいた恵み全てを、目的に応じてそれぞれが活かそうとする環境が構築できれば、消費者はより安全・安価な幅広い食材の選択が可能になり、生産者は市場価格や作柄などに翻弄され、生産調整という名の「天への裏切り」に涙することも、随分と少なくなるのではないでしょうか。そんな実りを家庭菜園が結んでくれそうな気がするのです。(富樫直樹)

写真:農家自らの食卓に乗せる野菜。収穫のポイントはもちろんその野菜が出す
「食べごろサイン」。この日は辛味のない南蛮料理が主役です。

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