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2008年11月14日 (金)

【東京】学芸大学のナンセンス

Utuwa_2 私の家の程近くに、「ナンセンス」というお店があります。夜の帰り道、白熱灯が灯っていると、つい中に入らずにはいられません。インテリアと雑貨のお店で、国や時代(年代)、デザイナー(ブランド)などの要素にとらわれない(だから、ナンセンス?なんでしょう)品々が店主の目でセレクトされ並びます。

商品の買付けもその時々に気になる町や国へと行かれるようですが、全体のトーンが一貫しているせいか、季節の移り変わりのように、並ぶ品々も自然に移ろいます。北欧のヴィンテージプレートの隣に、日本人作家のガラスの片口や、国内メーカーのデッドストックがあっても整然としています。民家の解体時に足を運び、そこから見出した品々に手をかけて、店頭に再登場させることも多いとのこと。商品の背景にあるエピソードを聞けるのも、足を運ぶ楽しみの一つです。私はここで、1950~1960年代の国産食器が持つ魅力を再発見しました。戦後の、まださほど豊かでない時代の、色を使わず製作コストを抑えた食器群です。形が少しいびつだったりしますがそれもまた味。「これに五目豆を盛ったら」「そばつゆを入れてみよう」とシンプルな形や色を自由に遊ぶことができます。高価なものではありませんが、普段使いの食器の中で新鮮に映ります。

最近、既に在るものを使い継いでいくことや価値の再生に自分の興味が移っているせいか、こうした気づきや発見が楽しく、近所に趣味の合う目利きがいるありがたさを実感しています。(松山聖子)

写真はここで購入した、白い器。出会った時がうれしい悩みどきです。

●ナンセンス
http://www.non-sense.jp/
※下北沢にも店舗はありますが、それぞれの店のバイヤーの個性で品揃えが違うそう。

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