« 【秋田】 桃太郎ばかりがトマトじゃない | トップページ | 【富山】 地ビールの造り手その1「地ビール界のイチロー」 »

2008年8月20日 (水)

【宮城】パテとワインを楽しむ普通の生活

Steak フランスでフランス料理に食べ疲れたら、皆さんはどうしますか? 魚料理は意外にソースが重いもの。フランス人の国民食とも言えるバヴェット(Bavette)のステク・フリット(Steak Frites)をシンプルに塩とマスタードで食べると、不思議と食欲が湧いてきます。仙台でバヴェットを食べるなら、「クレープリー・ノート」がお薦めです。

バヴェットのステク・フリット。マスタードをたっぷり塗って、樹齢100年の自然派ワインとともに。

オーナー・シェフの板垣さんは「パテとワインがごく普通に楽しめる生活」を仙台に広めた33歳の若手シェフで、ブラッスリー料理を出す「ブラッスリー・ノート」とガレットとともにカフェ料理を出す「クレープリー・ノート」の2店を経営。日本人向けに味を調えたカフェ料理が多いなか、板垣さんは、普通のフランスの味とヴォリュームをそのまま出すことにこだわっています。輸入マスタードに和芥子をほんの少し混ぜてフランスの味に近づけたり、フリット用の芋をフランスから輸入したりと細かい工夫をしています。

Itagakisan 仙台にカフェ料理文化が根付いたのも、板垣さんが市内の若手料理人を巻き込み、毎年のようにフランスに研修旅行に出かけ、フランスの食材を共同で仕入れたおかげです。仲間のお店と共同でフランス地方料理のフェアをしたり、お客さんも交えた勉強会、そしてフランス語教室も開いたりと、普通のフランス人が食べる普通のフランス料理を仙台の日常生活に溶け込ませようと努力しています。その影響で、毎晩「クレープリー」ではお客さんが普通に、クペット(Coupette)でかけつけシャンパーニュを楽しみ、ガレットを食べながらボル(Bol)でシードルを啜っています。(天野 元)

写真はシェフの板垣卓也さん(1975年生まれ)。
Cafe et Creperie NOTE  TEL022-796-0477/Brasserie NOTE  TEL022-714-1550

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【宮城】パテとワインを楽しむ普通の生活: