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2008年8月 5日 (火)

【神奈川】 水道水が売られる時代

080726 6月9日の日記でご紹介した、ホップ4倍、苦味2倍のビール『YOKOHAMA XPA』。
実は仕込みに使った「水」にもこだわりが。横浜市の水道水源水を利用しています。水道の水がこだわり?? と思われた方、まぁ、聞いて下さい。

「水」は日本が自給自足で賄える、数少ない資源。それなのに、コンビニやスーパーでは海外からの輸入水がずらりと並んでいます。「ボルヴィック」、「エビアン」、「コントレックス」……、国内の水市場の4分の1は海外からの輸入水が占め、500mlのボトルに限ると輸入水のほうが優勢だと言われています。輸入水は、海を渡る過程で空気を汚し、その後ボトルは日本でゴミとなります。“なぜ環境を破壊してまで海外の水を飲むのか?”
そんな状況に業を煮やしているのが、国内各地方の水道局です。「水道水はまずい」という汚名を返上しようと様々な努力と試みが行われています。その1つが、輸入水に対抗すべく各水道局が発売しているボトル水。有名なのは東京水道局の『東京水』、そして私の住む神奈川県の横浜水道局からも『はまっ子どうし』が販売されています。

写真上が「はまっ子どうし」。世界の船乗りに「ゴールデンウォーター」と絶賛された水。市内の百貨店他、スーパーなどで買うことができます。

080726『はまっ子どうし』最大の特徴は濁度0.0000という透明度。その脅威の透明度ゆえ“赤道を越えても腐らない”という伝説も。その水で“赤道を越えてペリーが日本に持ち込んだビール”を再現したのが『YOKOHAMA XPA』です。仕込みの都度、水源地で空気に触れないよう厳しい監視の下で採水しています。
“輸入水に頼らずとも、日本の水はおいしい”と水道局の方は胸を張ります。水分補給が欠かせない夏、日本の水を改めて見直してみては?(中川美希)
濁度メーター。これが奇跡の水の証明! でも、なぜ、濁度0ではなく0.0000? なぜなら、0.1でも四捨五入すると0になってしまうので!

参考:水道事業体製造ボトル水(水道産業新聞社)
http://www.suidou.co.jp/library/bottle/bottle03.htm

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