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2008年8月 8日 (金)

【東京】 育ってます!

8 外苑前のワタリウム美術館でフランス人アーティスト、ファブリス・イベールの「たねを育てる展」が開かれています。初夏から始まった4カ月の会期も残り1カ月足らずですが、種がまかれ、発芽し、花が咲き、そして実がなり収穫期を迎えています。会場には作品と一緒にミツバチもいます。ミミズもいます。風もあります。「農業」をコンセプトに作家の思想やアイデアが人々に提示されています。

チラシにはハーブの種の小袋が手作業でつけられています。点線に従い折ると見事プランターになります。楽しんで種まきができました。芽吹きますように。

そしてよく見ると美術館周辺の青山界隈の店先などあちこちに小さなメッセージと共に小さな畑も出没しています。一度意識すると近くへ行くたびに気になって野菜達に目がいきます。ナスやカボチャの花が咲き、トマトは色づき始めました。「この暑さでしおれてないかしら?」。気になる存在がそこにある、ということは、すでにこのプロジェクトに関わっていることなのですね。
アートの役割が人々に「気づき」を与える小さな「ゆさぶり」であり、その「ゆさぶり」に同調し人々の行動に波及効果が及ぼされていくとしたら、このプロジェクトには大きな可能性が在ると思います。

作家は言います。「アートは思考のたねから生まれる、森も大地の素から創りだされる。どちらも頭をもっともっと柔らかくしてくれて、僕に新しい行動を起こさせる」。
温暖化も原材料不足も右肩上がりで声高に叫ばれている昨今、あまりにもささやかな行動かもしれません。それでも、都会生活者の私は、今日あたらしい種を植えようと思います。(松山聖子)

8_2Blogで野菜たちの様子を見ることができます。
http://artvege.exblog.jp/
「たねをそだてる展」は8月31日(日)まで。
チケットは期間中、何度も使えるパスポート制です。

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