【神奈川】 ビールシーズン到来、ホップ不足が心配です。
ビールの基本原料はモルト、ホップ、水、ビール酵母。実はあまり報道されてはいませんが、ホップも世界的な品薄状態で、価格の高騰どころか、銘柄によっては手に入れることすら困難な状況になっています。地ビール会社にとって深刻なのは、モルトよりむしろホップのほう。
⇒当社のビールに欠かせない「カスケード」という品種のホップです。マスカットや柑橘を思わせる、爽やかでジューシーな香りが特徴です。
ハーブの1種であるホップはビールに華やかな香りと、爽やかな苦みをもたらします。地ビールは、大手ビール各社の製品に比べてホップの香りや苦みを大胆に主張させているものが多いのが特徴です。例えば、大手ビールのIBU(苦味の数値で高いほど苦い)は約16~25なのに対し、地ビール業界内で最もたくさんつくられている「ペールエール」というスタイルのビールはIBUおよそ20~40(参考:ビアスタイルガイドライン)、当社製品では38と高め。ホップが手に入らないと、価格を上げるどころか、ビールをつくることすらできなくなる可能性があるのです。
そんな状況に逆行しているようですが……、実は6月11日に、ホップを通常の約4倍も使用したビールを当社からリリースすることになりました。定番商品の中で“最も香り高く、最も苦い(IBU48)ビール”となります。あっ、ちなみに当社はビール価格据え置きです。(中川美希)
通常の4倍のホップを使用した「YOKOHAMA XPA」。税込450円。横浜高島屋の他ネットでの販売もあります。
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中川美希:日本で最初に地ビールを販売した“元祖地ビール屋”サンクトガーレンの企画・広報。日本で主流のラガービールとは製法も味も対極にあるエールビールの魅力を伝えるため奮闘中。バレンタインの“チョコビール”、“スイーツビール”の仕掛人。日本地ビール協会認定ビアテイスター。
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●6月9日(月)終日、メンテナンスのために当ブログをクローズさせていただいておりました。アクセスしてくださった皆様、申し訳ございませんでした。現在、読者アンバサダーの方のプロフィールを一部修正いたしております。一両日中にはUPいたしますので、今しばらくお待ちください。(管理人)
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