【沖縄】沖縄の鍋は、タクマシイ!?
炬燵に入って鍋…、なんていう文化があまりない沖縄ですが、昔から県民の生活と縁深い鍋があります。それがこの「シンメーナービ」です。シンメーナービとは、沖縄の伝統的な調理器具で、円錐状で丸底の大型鍋です。地域行事で御祝いに作られるヒージャー汁(ヤギ汁)を煮たり、学校の給食センターで使われていたりします。
「シンメー」とは、「四枚」という意味なのですが、鉄のかたまりを4枚分使って作られたという説と、40人ほどの料理を一気に調理できるから、などその語源については諸説あります。
戦前は鉄製、終戦直後は墜落した飛行機の残骸や爆弾の破片(ジュラルミン)などを使って作られていたそうです(現在ではアルミ製が主流です)。戦中戦後は八面六臂の大活躍。爆弾よけに、荷物運びに、洗濯に(!)、もちろんごはん作りに。そして戦後には、爆弾を加工した鍋で食堂を営み、女手一つで子供を育てたというオバーの話を歌ったBEGINの「オバー自慢の爆弾鍋」が有名になりました。
それにしてもこの鍋、本当に大きいんです。子供ならすっぽり入ってしまいそうな感じです。地域行事が多い沖縄では、この鍋をとっても重宝します。たくさん作って、おいしいものはみんなで食べる。いい文化ですねー(笑)。でもそんな文化もだんだんと薄れてきているようで、この鍋を作れる人ももうほとんどいないそうです。
「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、顔の見えるつながりをいつまでも大切にできるといいな、と思います。(藤原奈央子)
写真:地元のイベントで、豚汁を無料配布!「うまんちゅ(御万人)鍋」と名付けられたこの鍋は、地元のお母さんたちによってあっという間に調理され、100人前があっという間になくなりました。
2009年12月 14日 | 固定リンク | トラックバック (0)
















![料理通信社オフィシャルWEBサイト[料理通信ONLINE]へ](http://trippa.cocolog-nifty.com/photos/title/rt_banner.gif)




