2012年5月 2日 (水)

【東京】目黒で“イタリア”を堪能!

ゲスト・アンバサダーの金井麻紀子です。目黒にいながら、トスカーナやピエモンテの田舎へとおいしい旅ができてしまうお店をご紹介します。

東京・目黒4丁目(場所でいうと、元競馬場)に、去年10月、ひっそりと佇む隠れた名店が生まれました。初めて食べたとき、目を瞑ってみると、トスカーナの田舎を車で20分飛ばして辿り着く丘の上のレストランにいるような錯覚(!)に陥りました。

イタリアでしか食べられないと思っていた大胆な煮込みのパスタ料理が味わえるお店です。ワインは、サンジョベーゼやプリミティーヴォ、時にはサグランティーノが料理にビシッと合う!

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私の生活はフランスが主流のため、本当の意味でパスタ料理にワインが合うと実感したのは、イタリア・ピエモンテの生産者との食事と、トスカーナのレストランでだけでしたが、この店に出会ってから、イタリアワインをイタリアの食事でいただく楽しみが新たにできました。店で揃えるイタリアワインたちは、料理との相性もぴったり。

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フランスでは、どのイタリアンレストランに入っても「オッソ・ブッコ」がメニューにあります。仔牛の骨付きすね肉をトマトなどと一緒に髄まで煮込む料理で、フランス人の舌に合わせて柔らかく仕上げられ、リゾットと共にいただきます。ブランケットやブッフ・ブルギニオンに飽きたフランス人に気に入られ、プロヴァンサル風にアレンジされて定着。いまや、日本のカレーのように自国の味にされてしまった料理です。

そんなフランス風オッソ・ブッコが大好きだった私は、遂にここ日本で本物のイタリアのオッソ・ブッコを味わうことができたのでした。

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やや弾力が残る噛み応えのある仔牛ですが、きっちりと煮込まれ味が染みていて、野菜と肉のシンプルな煮込み料理が作り出す独特の奥深いブイヨンが飽きのこない味に! ワインは自然な造りのエルバルーナのランゲ・ネッビオーロがよく合います。

オープンしてまだ半年。秘密の隠れ家なので本当は教えたくのですが……。シェフを応援したい気持ちが勝り、ご紹介します! ひとりで切り盛りしているシェフの作業を間近で見ることができるのも魅力です。

「LA PRIMA PAGINA(ラ・プリマ・パージナ)」
目黒区目黒4-11-1 1F
TEL:03-3715-3880

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●金井麻紀子:輸入ワインコーディネーター
1993年渡仏。ワインに魅せられ醸造責任者の資格を取得。現在も、フランスと日本を行き来しながら、全国でセミナーや試飲会を開催、フランスでは若手生産者の鑑評会の審査員など、良質ワインを広めるため活躍中です。著書に『すばらしきヴィニュロンたち』(モデラート刊)など。
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2012年3月 3日 (土)

【大阪】辻調グル―プフェスティバル!

今回は大阪が世界に誇る食のプロを養成する学校についてご紹介します。実はかくいう私の母校でもあります(もちろん優秀な成績で卒業しましたよ。エッヘン)。その学校が年に一度の卒業展フェスティバルを開催します。その名は「辻調グループ校フェスティバル2012」

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今年は『元気を生み出す美味しい力』というテーマで二日間の開催。一般の方に校内を解放し、食べて、感じて、体験するイベントになっています。

当日は学生たちがつくった本格的な料理が安価で提供されます。それを事前に購入したチケットで食べ歩き、ケーキやパンなどお土産を購入することもできる! 何から試すか? どこから攻めるか? 作戦を練っていくのが楽しいのです。 

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食べ歩きにはチョッとしたコツがあります。先ずチケットは多めに買っておくこと(払い戻し可能です)。毎年かなり混雑するこのフェスティバル、私の作戦といえば、まず辻調理技術研究所へ向かい(いつもすぐ完売になるから)、その後に他の校舎をじっくり回ることにしています。

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それともうひとつ! せっかく阿倍野に来たのなら、あべのキューズモールにある辻製菓技術研究所の店舗型実習室「P.L.T.」(パティスリー・ラボ・ツジ)でお茶とケーキもぜひ。ここで作ったお菓子を一般の方に販売することで、学生たちがより現場に近い環境で学べるように作られた施設です。

さぁ、目指すは食の世界最高学府! 勉強しまっせぇー、勉強できまっせぇ~! 実は私の身内も卒業生で、長男は技術研究所を含めて2年間お世話になり、今春からは甥っ子が辻製菓へ入学。縁の深~い私のいち押しです。未来のカリスマシェフに出会えるカモ!? 食のワンダーランドにぜひ足を踏み入れてみてはいかがでしょう?
(『料理通信』読者アンバサダー 崎田昌弘)


【日   時】 2012年3月10日(土)&11日(日)午前10時から午後4時
【開催場所】 辻調理師専門学校、辻製菓専門学校、辻調理技術研究所、辻製菓技術研究所、エコール辻 大阪、辻調グループ学生センター



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2012年3月 3日 | | トラックバック (0)

2012年2月18日 (土)

オリーブオイルテイスティング開催!

料理通信』ゲストアンバサダーの小林もりみです。イタリア・スローフード協会の味覚教育講師の第一号であり、スローフード食科学大学および大学院の人気ナンバーワン講師、クリスティアーノ・ディ・リッカルディ氏。イタリアでオリーブオイルの仕事をしている関係で、さまざまなテイスティングの機会に恵まれますが、クリスティアーノ氏のテイスティング能力は卓越しており、出席するたびに驚かされます。

そのクリスティアーノ氏がこのたび来日することに。それに合わせて、オリーブオイル・テイスティングセミナーを依頼しました。ミラノで来週打ち合わせをし、テイスティングの詳細を決めていきます。イタリアでのオリーブオイル第一人者である氏の卓越した技術に導かれながら、新たなオリーブオイルの世界をぜひ見つけていただけたら幸いです。

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これは、青山のキッチンショップ『ラ・クッチーナ・フェリーチェ』の5周年を記念してのイベントにご協力するための企画。イタリア各地の巡って私が選りすぐったオリーブオイルほか、氏が石臼を使って特別に開発したレモンのオリーブオイルを6種類ほどテイスティング。ほかにも、バルサミコの年代別テイスティングもしていただく予定です。申し込みは予約フォームから。定員があるのでお早めに!
(『料理通信』ゲストアンバサダー 小林もりみ)

【日  時】 2012年3月17日(土)14:00~
【場  所】 ラ・クッチーナ・フェリーチェAOYAMA 青山本店
【参加費】 無料
【定  員】 20名

予約フォーム
http://www.lacucinafelice.com/news/shop/#entry-194

(管理人追記)
クリスティアーノ氏は以前、『料理通信』編集部にもお越しくださったことがあります。
その時の様子は
コチラ 。日本のおやつに興味深々でした!

Fin

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2012年2月14日 (火)

【山口】「ふぐ」は身近な食材!?

山口県の冬の定番といえば「ふぐ」。“秋の彼岸から春の彼岸まで”が旬とされていますが、寒さの厳しい今の季節が、実は最もおいしい時期なんです。 (↓写真はトラふぐ)

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豊臣秀吉が全国に発した「ふぐ食禁止令」は徳川時代も続き、明治以後に伊藤博文が山口県のみで河豚食を解禁してからは、下関を中心として西日本でふぐの食文化が定着。近隣 (太平洋北西部、日本海西部、黄海、東シナ海など広く生息で水揚げされる)のふぐが下関に集中したため、下関はふぐの本場として、ブランドイメージも定着することとなりました。

さて、そんな「ふぐ食文化」の盛んな山口県のふぐ事情についてご紹介します。

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ご存知の通り、ふぐの処理・販売には「ふぐ処理師」(各都道府県により呼称は異なります)の資格が必要です。

山口県内の大半の魚屋さんは資格保有者が各店舗にいて、商店街の小さな小売店からスーパーマーケットの鮮魚コーナーまで、「ふぐ刺し」や「身欠きふぐ(毒のある部分を除去したもの)」、「ふぐ皮」が、パックの刺身や切り身と同じように陳列されています。(なんと羨ましい! 管理人)。日常的に非常に入手しやすい環境なんです!

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また、正月や特別な日には、ふぐを魚屋さんで一匹買いして、ふぐ刺しや、ふぐちりを家庭で楽しんだりすることも。上の写真は、地元の商店街の魚屋さんでトラふぐを処理している様子。ふぐにもよりますが、3~4人で1~2万円の予算で十分楽しめます。

私たちにとって、ふぐは“身近”な食材。いいなぁ、山口県……と思った方、ご安心を。空輸便で地方発送をしている魚屋もありますので、どうぞ皆さん、山口県のふぐをお取り寄せしてみてくださいね。
(『料理通信』読者アンバサダー 藤谷幸司)

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2012年2月 8日 (水)

【福井】冬といえば「水ようかん」

突然ですが、もし身近に福井県出身の方がいらっしゃったら聞いてみてください。

「冬にはおこたで、みかんと何食べる?」

生粋の福井県人なら「水ようかん」と答が返ってくるはず。
そう、福井では「水ようかん」は冬に食べるものなんです。え? 変ですか? でもこれ、福井では常識なんですよ。とはいえ、全国的なそれとは様相が違います。期間限定販売で、例年気温が低い11月下旬頃から3月頃まで4カ月余り販売しています。

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街の和菓子屋さん、八百屋さん、お餅屋さんが手作りし店頭で販売。もちろんスーパーにも並びます。多くの製造元があり、寒天の具合や、黒砂糖と白砂糖の配合、そして箱のデザインなどそれぞれの違いも面白く、各人ごひいきの「水ようかん」があったりする。
福井で昔から食べられていた庶民の甘味です。

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福井名物「水ようかん」は、表面のフィルムをめくり、添付のヘラで救い上げていただきます。そのまま食べるもよし、お皿に移すもよし。水々しくて、つるんとしたなめらかな口当たり。甘さも控えめで、一箱ペロリと食べてしまう方も……。季節、味、形、食べ方、どれをとっても「水ようかん」の常識を覆す、福井の「水ようかん」です。

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食べてみたい! という方、お取り寄せも可能ですが、手作りするのもいいですよ。県内で製菓材料卸をされている「カリョー」さんより手作りキットが発売されています。

材料すべて使い切りで計量されていて、紙箱も竹へらも入っている本格的な内容。餡に砂糖と水と寒天を加え、箱の中に流し入れるだけ!! 作り方はコチラから動画でご覧いただけます。


この「水ようかん」手作りキットの販売会が、福井県のアンテナショップ「ふくい南青山291」で、2月25日~27日に開催されます。

私も26日、27日に上京し、現地にてデモンストレーション予定です。関東近郊の方、冬に食べる「福井の水ようかん」召し上がりにいらっしゃいませんか? 福井の特産品と共にお待ちしています。
(『料理通信』読者アンバサダー 佐々木京美)

カリョー http://www.karyo.co.jp/
「水ようかん」手作りキット http://www.karyo.co.jp/main/meikakit/
ふくい南青山291 http://fukui.291ma.jp/

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2012年1月24日 (火)

【東京】日本初のお弁当屋「弁松」

読者アンバサダーの草薙です。今回は日本橋にまつわる話題を。と言っても、地名ではなく、まさにあの「橋」。2011年は日本橋架橋100周年でした。

橋のある中央区では至る所で100周年を祝うイベントが開催されていましたが、中でも私のハートを鷲掴みしたのは、「弁松」から発売された日本橋架橋100周年記念弁当「百寿」。中身もパッケージも特別仕様のお弁当で、値段もセンスの効いた1911円!! これは買わずにいられません。

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江戸時代の終りに日本橋東河岸で初代が開いた食事所「樋口屋」。忙しい客のために、食べきれずに残した食事を竹皮に包んで持たせたところそれが評判に。三代目の松次郎は食事所をたたみ、日本初の折詰料理専門店を1850年に開業します。弁当屋の松次郎、略して「弁松」と呼ばれていたのがそのまま屋号に。本店のシャッターは浮世絵が豪華!

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そうして今は八代目。創業当時からの濃ゆい味付けを守り続けています。八代目のコレクションである、日本橋を描いたハガキでデザインされたパッケージの記念弁当「百寿」。ふたを開けるとイラストで描かれた100年前の日本橋が飛び出してきます。大人も子どもも楽しめる何ともポップな仕掛けにセンスを感じます。

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中身は甘辛で濃厚な味付けの野菜の甘煮(うまに)、出汁の効いた卵焼き、百人一首にも歌われたタコの桜煮、弁松スイーツの豆きんとんなど、弁松のお惣菜のほぼ全てを味わえるラインナップ。そしてご飯はおめでたい紅白おにぎりという、箱も中身も目も楽しめる豪華な一折。

私の中で弁松と言えばお赤飯のお店であり、お惣菜を味わって食べたのは初めてでしたが、改めて江戸から続く“甘辛”で“濃ゆい”味つけを満喫しました。

ヘルシーで薄味嗜好の今の時代にあえて真逆を貫く姿勢は見事です。確かにどれも甘くて濃い。でも癖になる。この味付けじゃないとダメという常連が多いのもうなずけます。常連さんが100歳のお祝いにまとめ買いするというおめでたい話もあったようです。歴史を、感じますね。
(『料理通信』読者アンバサダー 草薙清子)

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【ブログ、必見です】
「弁松」さんのブログを発見。これがまた、どうにもこうにもユニークなんです。老舗なのにこのユルさ! 営業Cと共に胸を打たれ、二人で“お気に入り”に登録しました。素敵な八代目だなぁ。 (管理人)
「弁松かわら版」→ 
http://benmatsu.seesaa.net/
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2012年1月 4日 (水)

【東京】渋谷にある「ブルターニュ」

突然ですが、みなさんクイズです。下の写真のオリーブに刺さっているのは、何の旗だかご存知ですか? ガレットやクレープをはじめ、ゲランドの塩、有塩バター、塩キャラメル、シードル、オマール海老や牡蠣などの海産物で知られる、フランスの北西部といえば……。

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そう、答はブルターニュ。モノトーンの地方旗は、現地のブルトン語で“Gwenn Ha Du”(グウェン・ア・デュ)=「白と黒」と呼ばれるそうです。

今回ご紹介するのは、渋谷・松涛のクレープリー「ティ・ロランド」。ガレット&クレープの専門店だけあり、ブルターニュ文化に対する並々ならぬこだわりを感じます。まず、エントランスの看板がブルターニュの旗をモチーフにしたデザイン。

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店名の“Ti”はブルトン語の「家」。フランス語なら“Chez”。つまり「ロランドさんの家」の意味。白黒ストライプと、動物の白テンを表す「エルミン」と呼ばれる紋章は、ブルターニュ地方を旅していると何度も目にするおなじみの図案です。

生地には、そば粉と塩、水しか使われていません。卵などを入れる店もありますが、そば粉の風味を最大限に活かすにはシンプルがいちばん。ただ、シンプルであるほど、そば粉の質が問われます。お店では、日本産のそば粉を二種類ブレンドして使用。最終的にそば粉のブレンドをジャッジするのは、お店のクレピエであるジャン・ポールさんが修行したパリのクレープリー“Ti Jos”のロランド夫人だそうです。

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上の写真は、フォアグラ、生ハム、洋梨のソテー、ポーチドエッグ、マンゴーのピュレが添えられたゴージャスな2011年クリスマス・ガレット。いただいたのは、お店で開催されたケルティック・クリスマス・コンサートの日でした。演奏はKAAZ Celtique(カーズ・セルティック)。手前から、山根京子さん(キーボード)、山根篤さん(バグパイプ)、大竹奏さん(フィドル)。

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KAAZ Celtiqueはバグパイプを中心としたケルト音楽のグループ。そう、フランスのブルターニュは、アイルランドやスコットランドに連なるケルト文化の地であり、音楽にはそれが強く反映されています。

ちなみに、最近多くの日本人が耳にした意外なブルターニュ・ミュージックは、ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」主題歌かもしれません。歌とハープのセシル・コルベルさんは生粋のブルトン人で、ブルターニュ西部の街、カンペールのレーベル“Keltia Musique”からアルバムをリリースしています。KAAZ Celtiqueも共演したことがあるそうです。

この日は、スコットランド、ブルターニュ、クリスマスソングなど織り交ぜての演奏でしたが、ハイライトはお客さん全員参加のブルターニュ・ダンス! みんなで大いに盛り上がりました!

ブルターニュ色を強く打ち出し、お店のアイコンやインテリアも「白と黒」のモノトーンを基調に、ぐっと大人向けのクレープリーを作り上げたのは、店主の服部さんです。

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もともとホテルやレストラン、航空会社向けのテーブルウェア・プロデュースの仕事をされていたとのことで、店のインテリアや、アティテュードまで含め一貫したスタイルを感じてしまうのは、前職で培われたセンスが関係しているのかな、と想像したりします。

2010年にオープンし、いきなり翌年に震災を体験。店のコンセプトがなかなか理解されないケースもあるそうですが、それでも初志をつらぬく服部さんの姿勢に、ボクはすごく共感しています。

渋谷の小さなブルターニュ。いつも気になるお店です。
(『料理通信』読者アンバサダー 和田和己)

クレープリー ティ・ロランド
http://ti-rolande.com/
http://www.facebook.com/pages/Creperie-Ti-Rolande/135389039899601
東京都渋谷区松涛1-28-11
TEL:03-5456-8177
11:30~21:30(L.O.) 月曜定休

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【今年も1年よろしくお願いいたします】

明けましておめでとうございます。全国各地の食情報をお届けする「ニッポン列島食だより」。今年も緩やかに更新してまいります。たまにプレゼント企画を織り交ぜてみたり! 今年も1年、お付き合いのほどどうぞよろしくお願い申し上げます。(管理人)
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2011年12月22日 (木)

【福井】越前ガニは裏返し!?

都道府県の幸福度ランキングで「幸せ日本一」となった福井県! のアンバサダー・佐々木京美です。11月初旬、越前ガニの解禁を迎えてますます幸福度が増しているなか、越前ガニ漁解禁に沸く越前海岸に行ってきました。

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写真左は、セリ落とされて釜茹でを待つ越前ガニ。トロ箱の“船の名札”が水揚げ直後を物語っています。右は勢いよく茹でられているところ。

越前ガニは、魚場が近いため出港から帰港までの時間が短く、新鮮なうちにセリにかけられ流通するのがおいしさの秘密でもあります。海岸線の至る所からカニを茹でる湯気が勢いよくあがっていて、それがまた活気に満ち溢れたこの時期の風物詩となっています。

注目すべき点は、カニの向き。お腹の旨みを逃さないために、水揚げされたカニはずっと裏返しのまま扱われ、店頭でも裏返しで売られています。表になるのは撮影時や食事として出される時だけなんですよ。

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地元では、大きい方はオスで「ズワイ蟹」、小さい方はメスは「セイコ蟹」と呼ばれており、大きさ以上にお値段の差もあります。そして、黄色いタグは福井県産の証。ズワイ蟹の足の身をほぐしてミソに絡めて食べれば……、あ~~、至福!! でも、こんな贅沢な食べ方↓は、なかなかできません……。

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福井県民のこの時期の合言葉「もうカニ食べた?」の“カニ”は、もっぱら「せいこ蟹」のことを指します。足の身は少なくとも、卵巣や卵が絶品で、お手頃価格でおいしいと地元民の人気はもっぱらセイコなのです。

さて、カニを食べるときには、手での“さばき方”というのがあります。福井県では、これを子ども達にも覚えてもらおうと、県内すべての中学三年生にセイコ蟹を提供し、食べ方の出張講習を行いました。こうして、福井県民みんなが、蟹を手でさばけるようになっていくのですね。

冬の日本海の荒波を眺めながら、越前ガニづくしで幸せなひと時いかがですか?

今回の取材にあたりまして、お忙しいなかご協力下さった料理旅館「かねとも」様、ありがとうございました。せいこ蟹漁は来年1月10日まで、ズワイ蟹漁は3月20日までです!
いらっしゃいませ、福井県に。
(『料理通信』読者アンバサダー 佐々木京美)

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2011年12月12日 (月)

【大阪】職人列伝 パン屋のオヤジ

大阪のアンバサダー、崎田です。今回ご紹介するのは、“パン屋のオヤジ”。

昨年秋、大阪府豊中市のパン屋「ブーランジュリー・メルク」のごく近くに「メルク・カフェ」が開店。オーナーの古山雄嗣さんは、フランスのパン文化を伝えたい、カンパーニュを伝えたいという思いで、パンとワインとチーズの夕べ『パン賛会』を定期的に開催しています。

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メルクとの出会いは20年以上も前。常連客ではありましたが、店のオヤジ(=古川さん)と喋ったことはありませんでした。日々の会話は生地としているらしく(笑)、初めて会話をするまでに20年! フとしたきっかけで始まったお付き合いですが、今ではこのオヤジにすっかりゾッコンです。

オヤジ曰く、「パン屋は常に、一生懸命働く姿を見ていただくもの」。さらに、「今は効率が優先される世の中で寂しい」と。メルクには、原価割れじゃ? と思うようなチョコ・コルネもあれば、“あんぱん”の小豆は十勝産の高級品で手作り、クルミはフランス・グルノーブル産を使い、マヨネーズは厳選した卵で手作り…etc.

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↑「パン賛会」のテーブルはこんなに賑やかに。

何でソコまでするの? そこまで手をかけていることをお客さんはわかってくれるの? などと私なんかは思ってしまうのですが、「無駄と思えることや、面倒なことを愚直に好んでやる。そこに美学がある」などと言う。そして、そうした手間暇を宣伝することはありません。
(だから、わたしがここに書きます!)

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多くの職人を輩出し、数々の受賞歴を持ち、製粉会社が試作を依頼しに粉を持ち込む。また、「それ、何で宣伝せぇへんの?」と思うようなエピソードがあるのにちっとも言わない。私なんかは、「パン屋のスーザン・ボイルか?」などと思ってしまいます(デビュー前のね)。

露出はあまりしないけれど、実力の持ち主が居てはるということを皆さんに知っていただきたい。どうぞ、メルクのパンを味わってみてください。

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↑「パン賛会」で振る舞われたチーズ。

オヤジ曰く、
「おいしい、と言ってもらうだけでエエネン。
判る人に判っていただけたら、それでエエ」、と。

イベントは、毎月、第4土曜日に開催。「パン賛会」では、シャンパーニュ、アルザス、ノルマンディーなど、毎回フランスの地方をテーマにし、土地の料理とチーズ、ワインをたのしむ会になっています。ホームページにイベント情報がありますので、お近くの方はぜひご参加されてはいかが? 腹は勿論、心もいっぱいになります。参加費3,500円で、お土産付き!

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そうそう、オヤジは、店を空けることをしない真っ直ぐなヒト。ぜひ、オヤジにも会いに行ってみてくださいね(話すまでに20年かかるかもしれないけれど……)。パンの診察室(=相談)もされていて、パンの作り方や材料などわからない点があれば、オヤジが相談にのってくれます。
(『料理通信』読者アンバサダー 崎田昌弘)

●ブーランジュリー・メルク
URL:http://boulangerie-melk.com/

Fin 

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2011年11月19日 (土)

【ゲスト】山形県・大井沢で山の幸

皆さん、こんにちは。ゲストアンバサダーのサカイ優佳子です。

山形県西村山郡西川町で、「 てヲとる月山 」というプロジェクトを進めています。2011年9月末から半年間、映像作家の勝河泰知氏(23)が、西川町の大井沢地区に住み、400年の歴史を持つ「月山和紙」と「映像」とのコラボレーション作品を作ります。

「てヲとる月山」は、勝河氏の現地での滞在費や作品制作にかかる費用を、多くの人たちの「共感」=少額寄付でサポートしようというプロジェクト。現地の人たちも、若いクリエイターを応援しようとしてくれています。

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(プロジェクトの詳細についてはコチラ→ http://ow.ly/7tAtX )

西川町は総面積の95%が山地で、県内でも有数の豪雪地帯。中でも勝河氏が滞在する大井沢地区は5mを超える積雪で知られています。そんな厳しい自然環境から、豊富に採れるきのこや山菜などの山の幸を、塩漬けや乾物にして冬に備える習慣が生まれました。

とはいえやはり、季節の味覚はその時期に味わうのがまずは一番。10月16日、23日に行われた「大井沢きのこ祭り」では、数トンものきのこが飛ぶように売れたとのこと。売り場の奥では、必死のきのこ袋詰め作業が続きます。

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地元で評判の食堂『蛙の子』の「山そば」は、鴨のダシがきいて、きのこがたっぷり。それぞれのきのこの歯ごたえや香りの違いを楽しめる贅沢な一品です。

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道の駅の売店は、乾物料理に力を入れている私にとっては宝箱。片栗の葉や紅花の若芽、こごみも青と赤の二種類。あざみの茎の塩漬けは未知の食材。「ひょう」(すべりひゆ)の乾物も発見! 買い物をしている地元の人に尋ねれば気軽に料理の仕方を教えてくれるほど、どれも地元では普通の素材のようです。

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『江戸屋旅館』の夕飯はきのこと山菜三昧。

下の写真は、鱒の色に似ている「マスタケ」。山菜「みず」はたまに食べますが、その実を食べたのは初めてでした。丸い部分の食感も楽しく、鮮やかな緑色が目を楽しませてくれます。さくらんぼで有名な寒河江から嫁いできたという女将さんが、「大井沢の山の幸との付き合いの深さは、他とは比べものにならないほどすごいよ」と語ってくれました。

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大井沢の区長さんのお宅では、手づくりの「うむす」というお菓子を頂戴しました。玄米を発芽させてから蒸かし、黒砂糖味をつけて乾燥させるのだとか。「むか?しから発芽玄米を食べてたってことだな」と笑う区長さん。ポリポリと後をひくおいしさです。このあたりでは家庭で作るおやつなのだとか。

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駅からも遠く、厳しい自然と向き合わなければならない。決して住みやすい土地とはいえないにも関わらず、大井沢の100戸のうち10戸がIターン。西川町、とくに大井沢地区の魅力は、自然の厳しさからくる美しさや、そこに住む人々、そしてまた、食も重要な要素に違いありません。

日本の山の幸を堪能できる大井沢。私の大井沢通いは、これからも続きそうです。
(『料理通信』ゲストアンバサダー  サカイ優佳子)

てヲとる月山 」の詳細は、コチラ からどうぞ。

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サカイ優佳子: 東京大学法学部卒業。外資系金融機関、アートプロデュース会社勤務の後、自宅での料理教室から食のキャリアをスタートさせる。五感を重視した食育ワークショップ「食の探偵団」主宰。乾物プロジェクト「DRY and PEACE」進行中。著書に、『米粉食堂へようこそ』(コモンズ)、『米粉ランチ』(農山漁村文化協会)、「感じる食育 楽しい食育」(コモンズ)など。

http://www.yukakosakai.net/

『料理通信』2011年1月号の連載「食の世界の美しき仕事人たち」にご登場いただいています。
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Fin

2011年11月 19日 | | トラックバック (0)